JABEE 学修・教育到達目標の各項目の達成度の評価方法と評価基準は次のように定められています。達成度評価ツールとして【達成度総合評価シート】をご利用ください。
評価方法
- 成績A,B,Cを点数化する.
- それに科目の重要度から割り出した重み係数を掛けた値を各項目で合計し,科目数で割って平均値を出し評点とする.
- ※ただし,科目数は重み係数が0.5の場合1科目を0.5科目とする.
- 最後に評点を記号化して評価値,たとえば(AA)とし評価する.
- 各項目の評点の平均値から,応用コース全体の総合評価も行う.
評価基準
- 成績の点数化
※各科目の成績評価を[A=5 B=4 C=3 D=2]の「点数」とする. - 科目による重み係数をかける
※必修科目の重み係数:1.0
※選択必修科目および選択科目の重み係数:0.5
(ただし,係数が0.5の場合,科目数を1/2とする.科目の後に(1.0)がある場合はその重み係数を優先する.) - 選択必修科目および選択科目は,成績上位の指定科目数までを評価する.
- 各項目(A ~H)の評点の算出を行う.
※項目の合計点数を科目数で割った値がその項目の「評点」となる. - 評点の評価を行う
※[5.0→AAA 4.5~4.9→AA 4.0~4.4→A 3.5~3.9→B 3.0~3.4→C] としてAAA,AA,A,B,Cの評価値により各項目の達成度をあらわす.なお,必修科目および 指定科目数の科目の中にDがある場合はその項目は未達成となり,評価しない. - 総合評価を行う
※各項目の総合評点を項目数(8)で割り,総合評価を算出する.
(例)学習・教育目標:D項目の場合
- 必修科目4科目の成績 A,B,C,A→(5+4+3+5)×1=17 科目数4
- 取得した選択必修科目12科目の成績が A,A,A,A,A,A,A,B,B,B,B,C であると, このうち10科目が指定科目数となり,以下のように
A,A,A,A,A,A,A,B,B,B→(5+5+5+5+5+5+5+4+4+4)×0.5=23.5 科目数10/2 となる. - 残りの2科目は選択科目に加えられ,選択科目9科目の成績が A,A,A,A,A,B,C,C,C であると, 選択必修科目の11,12番目の成績B,Cを選択科目に入れて,上位7科目の成績から計算する.
A,A,A,A,A,B,B→(5+5+5+5+5+4+4)×0.5=16.5 科目数7/2 - 評点=項目の合計点数/科目数
=(17+23.5+16.5)/(4+5+3.5)=4.56=4.6 - 評点の評価=[5.0→AAA 4.5~4.9→AA 4.0~4.4→A 3.5~3.9→B 3.0~3.4→C]
学習・教育目標:D項目 評価 AA - 総合評点: 31.5/7=4.5
応用コースの総合評価 AA